というわけで、3月25日は本間さんの誕生日です。
あ~、どうしよう。
4年ぶりくらいの二次元ラブなのでとてもソワソワしている。
目下の悩みどころは、ケーキをどうするかということ。
選択肢は複数あり、
・ケーキ屋にトランクいっぱいの諭吉を持ち込んで「これだけあるが…、何ができる…?」と、できるだけハードボイルドに問いかける ※その際のファッションは黒地で統一すること
・ケーキ屋ごとに用意されている誕生日ケーキラインナップから選びぬく
・通販でこだわりの強いかわいいやつを取り寄せる
・セルフでメイキングする
このうちのどれかを実行したいと思っている。
これまでのオタク人生は「なければ作る」を信条として過ごしてきたので、やはりセルフメイキングルートが安定だろうか?でも、本間さんのことを考えながらコンセプトを決め、その道のプロに依頼したいという気持ちも強い。ケーキ屋さんという素敵な場所で、本間さんのことを第三者へ向けて丁寧に説明してみたい。
しかし、Twitter上ではしっちゃかめっちゃかおちゃらけオタク姿を多々見せているにも関わらず、[ 我が道を行く~私isオタクまっしぐらperson~ ]という姿を普段の生活で押し出していく精神力、実は持ち合わせていないのだ。
※キャプテン翼のキャラクターがデカデカとデザインされたシャツや公式ショップから購入したGENZO帽子REDを着用して出かけてはいるが、服飾での主張と言葉を用いて誰かに伝える主張は使う精神力の度合いが違うと思っている
「”本間実”という愛すべきキャラがキャプテン翼という漫画に登場するのですが、その人の誕生日が近日であるため、素敵なケーキをお願いしたい。本間さんは(私が今知っている限りでは※)武蔵中学校の中学3年生で、穏やかな気質のなかに冷たい炎と称するにふさわしい熱いキャプテンシーを持っています。使ってほしい色は……」※中学生編までしかしっかりと追えていないため
などと、このように説明することができない。
本間さんの存在を、
「すごくお世話になった人の誕生日で…」
と、説明の序盤からぼかして説明することになる。
ご近所、もしくは近しい間柄の人物、親戚、はたまた従弟、本間さんがこの世界に実在するかのように、彼のことを説明し尽くせる自信は正直たっぷりある。そしてプロであるケーキ屋さんは、私の言葉から着想を膨らめて素敵なケーキを作ってくれるに決まっている。
が、なんだか1人のキャラクターとしての本間さんに対して申し訳ない。歯がゆい。好きなキャラクターの誕生日です!と声を大にして伝えれば良いのに、どうでもいい羞恥心が邪魔をする。
どうして言えないんだろう。言える気がしないんだろう。ごめんね、本間さん。君のように強くなくて。
どうでもいいプライド、というか「これ言ったらあとでこう言われるんだろうな」って想像してしまうくだらなさ、ドライブシュートでどっかへ飛んで行って欲しい。
あ~、あ~、決められん。
丁寧にお祝いしたいな。だって、本間さんにはほんとのほんとにとてもお世話になったし、とっても素敵な気持ちをたくさん与えてくれたのだから。
何も知らなかったジャンルで、名前も知らなかったキャラクターに突然出会い、グォッとハートを掴まれる。私にとってはすっっごく嬉しい出来事だったんだよ、本間さん。
きたる3月25日、果たして自分がどうするのか。
答えを見つけねば……。